エンジン

テムズ川を挟んでキュー植物園の対岸にある、水と蒸気の博物館を訪れました。

かつて蒸気エンジンを用いてテムズ川の水をロンドンに送っていた施設が博物館として改装されています。実際に使われていた古めかしい大型機械がいくつも残されており、小さい施設ながら個人的にはかなり面白かったです。水道がなかった時代から現代までのロンドンの水道の歴史を学ぶことができます。

下の画像は世界で一番大きい蒸気エンジンです。スケールが大き過ぎて機械のほんの部分しか写真に収まりませんでした。
建物の3階まで登ると、別の大きな部品と繋がっていてシーソーのように上下に動く仕組みであることがわかります。
このエンジンを蒸気で動かし、水をロンドン市街地に送っていたようです。


汚染されたテムズ川の水がコレラの原因となった時代もありましたが、それに比較すれば近年ではかなりきれいになったようです。しかし、見た目にはいつでも黄土色に濁っているため、浄水されているとはいえ今もこの水を飲んでいると思うと複雑な気分になります。

Plants on Vellum

ヴェラムに描かれた植物画 ー作品調査と実験制作ー

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