描画講習13
今日はチェルシー植物画学校の講座に戻り、植物学をどのように植物画に結びつけて学習するのか、観察や記録方法を習いました。
今までも同じ内容を他の講師から学んでいるはずなのですが、学長の説明はより具体的で、植物学初心者に向けたわかりやすいものでした。
キューの植物画講座や先週の集中講座での学習状況も確認されました。
学長は生徒に対する責任感が強く、しっかり理解しているか、次の段階に進めてもよいかなどを細やかに確認しているようです。一対一のやりとりだからかも知れませんが、私が興味を持った事柄に合わせて資料を探し出してくださっています。
植物画は植物学と芸術の狭間に位置していて、どちらの分野にも属せない微妙な立場にあります。ボタニカルアーティストとして活動している作家は、なんとかして植物学と芸術を結びつけようとするわけですが、離れすぎた両分野をうまく両立させている人は稀です。学長との話の中でも、繰り返し様々な作家のバランス感覚を学び、大変勉強になっています。
Prunus ‘Taoyoma zakura’
こちらはまだ温かさとは程遠い気候ですが、しばらくサクラを楽しんでいます。
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