クラシックカー
友人のお宅を訪問した際に、ご主人の仕事場を見せていただきました。
( 注: 以降は植物画と関係ない話が続きます )
クラシックカーの修理がお仕事と聞いていましたが、想像以上に古い車を扱っていて驚きました。約百年前の車が20台以上も収納されており、博物館のような様相です。最も古いもので1904年に製造されたものや、世界に20台しか残っていない車、飛行機会社がハンドメイドで製造したレースカーなど、びっくりするようなクラシックカーを拝見しました。
中には日本の顧客から修理を依頼されているものもありました。お金持ちのための趣味の車がほとんどで、モナコやフランスまで納車に行くそうです。4年もの長い時間をかけて丁寧に修理されたものもあります。MGというイギリス製の車とレースカーが多くありました。
クラシックレースカーを運転するためにはレース用の保険に加入する必要があるそうで、医師の検査を受ける部屋やシャワー室まで付属しています。私には特殊な職業に感じられたのですが、ヨーロッパではこのようなお仕事も珍しくないそうです。
じつは私はクラシックカーが大好きなので、大変興味深く拝見しました。
人の手で作られた民芸品のような、特有の味わいに美しさを感じます。天井がないところや、溶接の跡があらわなところ、ボンネットが革製ベルトで固定されているところなど、現代の車と比べると乗心地は良くなさそうですが、それでもレースカーは200kmくらいの速度が出るそうです。
残念ながら自分ではマニュアル車を運転できないのでただ観賞するだけです。
エンジンや骨組みも見る事ができて大変楽しい時間を過ごしました。気球や機関車と同様に、一昔前のテクノロジーになんだかロマンを感じます。
もしも許されるなら…観賞用に一台欲しいです。
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