描画講座 Kew8

今日もトルコキキョウの彩色を続けています。

まず始めに、シャーリー・シャーウッドギャラリーで白い花が描かれた作品を鑑賞し、先生の解説を受けてから本日の制作に入りました。
二色のトルコキキョウの構図や制作の順番は各自が自由に決めて良いのですが、紫の花から描き始めている受講生が多いようです。私はなんとなく白い花から描き始めたため順番が逆になってしまいました。
昨日は紫のトルコキキョウを元にして重ね塗りの彩色工程を習い、今日は白のトルコキキョウを中心に彩色方法を習いました。
日本でも同じかと思いますが、白と黒の絵具は使わないようにと指導されています。

その他に、液浸標本の作り方、解剖に使う用具の説明、顕微鏡の使い方、ディバイダーや方眼紙での拡大方法を教えていただきました。


自分がこれまでヴェラムに制作している時には、あまり淡い色の花を描く機会がありませんでした。ヴェラム自体が黄色味を帯びているので、淡い色味を正確に表現できないからです。
イギリスに来てからは紙に制作しています。久しぶりで感覚が慣れないところもありますが、紙の白さを利用して淡い花を描けることが新鮮に感じられます。
ただ、ヴェラムほど紙の表面がなめらかでないため、トルコキキョウではドライブラシが引っかかってガサガサした印象になってしまいました。なによりも白い紙に白い花を描くのは難しいなと改めて感じました。
お恥ずかしいながら、雌しべの出どころにもなんとなく違和感があるので明日直したいと思います。

Plants on Vellum

ヴェラムに描かれた植物画 ー作品調査と実験制作ー

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