描画講座 Kew7

今日はトルコキキョウの彩色をしました。
紫と白の2種類のトルコキキョウから選び、デッサンをトレースしてから彩色に入ります。

病み上がりのルーシー先生による彩色実演と花の解剖が行われ、それらの知識をもとに各自作品を作り上げます。
作品に追加する部分図にも、必要な部位と必要のない部位があるようです。単に半分に切った花の断面図を描画すればいいわけではないようで、花弁をどのように切り開いて描画するのかを教えていただきました。

どの部位をどこまで分解するのか、裏表などを何パターン描けば良いのかなどある程度基準があり、描かれる植物によっても異なります。サイエンティフィックイラストレーションと呼べる作品を描くには、とにかく経験を積むか、植物学者の協力を得るか、専門的な資料で確認するなどの必要がありそうです。


キュー植物園内でも次々に春の訪れを告げる花々が咲き始めています。
コブシが美しく咲いていますが、今制作している白いトルコキキョウと同じく、白い紙に白い花を描くのは難しいなと思いながら眺めています。


Plants on Vellum

ヴェラムに描かれた植物画 ー作品調査と実験制作ー

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