描画講座 Kew6
今日は先生が風邪でお休みされたので、代わりにランとタバコの仲間を専門に描かれるデボラ・ランキン先生から彩色方法を教えていただきました。
これまで習ってきたルーシー先生とは、使われている道具や技法なども異なります。
デボラ先生は植物画家には珍しく紙パレットを使用されており、絵具をあまり混色せずに彩色します。紙の上で原色同士を重ねて複雑な色味を表現される作家です。鮮やかなランの花を専門に描かれるために、このような制作方法を採用されているのだと思います。
また、奥行きを表現するために暖色を用いるという、私にとっては初めての手法を伺いました。理由はまだよくわからないのですが効果が感じられたので、今後作品に利用してみたいと思います。
じつは最初は新しい先生で勝手が異なり、少し動揺しましたが、色んな作家の考え方や工夫を知ることができて勉強になりました。
週末は家でペン画の制作を進めましたが、なかなか納得がいかず、トレースからやり直しています。ルーシー先生のような細い線が引けず、点描も潰れてしまいます。先生は大丈夫よと気を遣ってくださいますが、明らかに線が太いです。
ロットリングの中で一番細かい0.13mmのペンを買い直したのに、何だかインクが出すぎて思い通りになりません。まずは道具をコントロールできるようにならないと話にならず、そのうえ緊張で手が震えて、笑ってしまうくらいに線がブルブルに波打ってしまいました。
なんとかしっかり学びたいと思います。
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