描画講座 Kew5

今日の講座は、まずキュー植物園の中にあるシャーリー・シャーウッドギャラリーでスタートし、先生の解説を聞きながら現代ボタニカルアート作品を鑑賞しました。

パンドラ・セラーズの作品はやはり素晴らしく、何度見ても勉強になります。その他の現代作品についても、先生の解説と共に受講生の質問や意見を自由に交換します。例えば、この作品は本当に良い構図なのかと言った、なかなか答えにくいような直接的な質問も飛び交います。中にはかつてパンドラ・セラーズに習っていたという年配の受講生もおり、貴重な情報を皆に紹介してくれました。幸か不幸かまだ私の作品も展示されていたので、ヴェラムの使い方について少しだけご紹介させていただきました。


午後は基本的な水彩技法の実演と、先生が実際に制作中の作品に加筆していく様子を見せてくださいました。来週からいよいよ彩色に入るようです。

 
クラスの画像を公開してもよいとのことでご紹介します。以前ご紹介した通り、照明やライカの顕微鏡が各自に一台ずつ用意されています。高さ調整できる台の上には課題のプリムラが乗っています。
この教室の他に、ライトテーブルのための専用の部屋とロッカールーム、給湯室などが備わっていて申し分のない設備です。
窓からは池ごしのグラスハウスという素晴らしい景色が見えるのですが、相変わらず皆はお昼休みも熱心に制作していて景色を有り難がる暇もありません。

せめてもの金曜日、講座帰りに受講生数名と親睦会を楽しみました。国際的にあちこちで活動されている方々ばかりで、皆さんの垣根のない行動力に驚かされています。


Plants on Vellum

ヴェラムに描かれた植物画 ー作品調査と実験制作ー

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