市場の野菜

休日に、ロンドンブリッジ駅にあるボローマーケットという市場を訪れました。

ロンドンで最も古い市場だそうで、とても活気がありました。そして予想外におしゃれでした。


見慣れないカラフルな野菜が山盛りに積まれ、八百屋がまるで花屋のようです。日本で見られる野菜との違いに驚きました。ネギ、ゴボウ、ダイコン、レンコンなどは見つけられませんでしたが、シイタケやカキは売られていました。名前もSHITAKE、KAKIと表示されていました。日本であまり見慣れないのは、アーティチョーク、ロマネスク、ビーツ、デイツ、黒いトマト、フェンネル、茎に付いたたくさんの芽キャベツ、白い人参、あとは名前がよくわからないもの。


色とりどりにディスプレイしながらも、何気なく値札や箱に黒を用いることで統一感が与えられ、色の異なる野菜達が締まって見えます。見ているだけで楽しい気分になってきました。

他にもチーズやパン、オリーブオイル、魚、肉類などいろんな店が出ていましたが、連日の寒々しい曇り空の下では、生き生きとした野菜の鮮やかさから目が離せなくなります。


このまま絵の題材になりそうです。ふだん見慣れていないものは魅力的に見えるものですね。久しぶりに描いてみたいような気がしますが、慣れない生活で気が散っているので、今は落ち着いて取り組めそうにありません。
結局見てるだけで、何も買えませんでした。

今後の絵画講習でもし課題が必要になったら、また市場に来て探したいと思います。

Plants on Vellum

ヴェラムに描かれた植物画 ー作品調査と実験制作ー

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