作品調査23

V&Aに作品の閲覧に伺いました。

受付で身分証明書や翻訳証明などが必要になるのではと身構えていましたが、住所氏名や電話番号を聞かれただけで特に難しいプロセスはありませんでした。あるいは事前のオンライン申請のおかげで簡略化されたのかもしれません。資料の閲覧には各施設でそれぞれルールが異なるようです。
天井の高い大変立派な閲覧室ですが、1人か2人程度しか利用者がいません。数人の学芸員とは別に、セキュリティ専門のスタッフが出入室を管理しています。

まず作品リストを調べたところ、事前に調べた文献に記されているような98点もの作品は収蔵されていないことがわかりました。
また、一回の予約で5点までしか閲覧できないとのことで、これまでの調査のように閲覧で疲れきってしまうということはなさそうです。

画像はV&A美術館の中庭の様子です。正面玄関のある建物は石造りでしたが、煉瓦造りの建物や近代的な建物と繋がっており、多くの展示室があります。


時間が余ってしまい、レオナルド・ダ・ヴィンチの素描展を見にクイーンズギャラリーに向かいました。
しかしトランプ大統領の訪英のためにバッキンガム宮殿周辺にバリケードが敷かれ、クイーンズギャラリーも閉鎖されていました。
せっかくの機会だったのに残念です。

日本では歓迎を受けたトランプ大統領ですが、こちらでは訪英に合わせてイギリス全土で激しい抗議活動が行われています。
市街地では反トランプのプラカードを持って歩く人々とすれ違い、ウェストミンスターの方からデモ集団の騒ぎ声が聞こえてきます。


仕方がないので、イギリスの植物画団体であるSBA (Society of Botanical Artists) の作品展を見に行きましたが、結局こちらも閉まっていました。
今日は小雨の降る中うろうろするばかりでした。

Plants on Vellum

ヴェラムに描かれた植物画 ー作品調査と実験制作ー

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