作品調査20

自然史博物館で引き続きエイレットの作品を閲覧しています。

各作品に対し、作品サイズや各部位の計測、写真撮影、学名やサインなどの記録、劣化や修復状態の記録、描画技術の観察などを行なっています。
先行研究には、エイレットは花に白色顔料を使用しないという記載があったのですが、閲覧している作品には鉛白らしい顔料の変色も見られます。
キュー図書館では作品に触れる検査機器の使用許可をいただいていましたが、自然史博物館ではさすがに許されないだろうと思い申請していません。拡大して確認できないのは残念ですが、他の資料も当たってよく検討したいと思います。

夢中で観察しているうちにあっと言う間に時間が過ぎていきます。気がつくと長時間立ったままの閲覧で頭がぼんやりしてきました。


限界を感じ、遅めの昼食を摂ることにしました。
自然史博物館はちょうど図書室から出たところにカフェがあり、山積みにディスプレイされた焼き菓子に引き寄せられます。

昔からよく不健康さを指摘されますが、相変わらずです。

Plants on Vellum

ヴェラムに描かれた植物画 ー作品調査と実験制作ー

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