引越し

2ヶ月ほど滞在していたフラットから引越しをしました。

これまで年配のイギリス人女性のお宅に間借りさせていただいていました。
趣きのあるパーパスビルドという古い感じが好きだったのですが、ネズミがいたり水周りが悪かったりと、古いなりの難点もありました。
シャワーはやけどしそうになりながら熱湯を浴びるか、それとも真冬に冷水を浴びるかの二択でしたし、自室のドアをしっかり閉じると出られなくなるので、いつも微妙に開いた状態で暮らしていました。

とはいえ、いろいろお世話になったので少し寂しい気がします。
寒さの厳しい時期に渡英し、毛布をかぶりながら宿題に追われた日々が忘れられません。
週末の酔っ払いの叫び声も、びっくりするほど何回も鳴る近くの教会の鐘も、もうすでに懐かしく感じられます。


新しい滞在先はキュー植物園の北にある、とても静かで落ち着いた場所です。比較的新しい建物なので趣きには欠けますが、水回りや戸締りは問題なさそうです。
今回は大家さんと同居ではないため、Wifiの契約や、住宅税、電気代などの支払いを自分で行うことになり、苦手な事務手続きを一歩ずつ進めているところです。


こちらは3月半ばでもまだ大変寒く、今日は一日に2回も霰が降りました。かと思えば突然カラッと晴れたり強風が吹いたり、ほんの数時間で変わりやすい天気が続いています。
そんな中、ぼんやり窓から外を眺めていると、目の前をピョコピョコとリスが通り過ぎていきました。フワフワして可愛らしいのでまた来ないかなと眺めていると、なんと今度はキツネが通り過ぎて行きました。
なんだか楽しげなところです。


帰国までこのフラットに滞在する予定です。早く温かい季節を迎え、緑豊かな環境を楽しめるといいなと思っています。

Plants on Vellum

ヴェラムに描かれた植物画 ー作品調査と実験制作ー

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