描画講座15
パースペクティブの続きで、花を正確に描く方法を学びました。
まず、具体例として他作品を見ながら形の狂いがないか批評を行います。
個人的な好みで作品の優劣を分けるのではなく、良い批評にしても悪い批評にしてもその根拠を説明する事が重要だと指導されています。例えば、ただ素晴らしい作品だと褒めるだけではなく、なぜ魅力的に感じるか理由を明確にする事が批評の目的です。同じように、一見優れて見える作品に対しても厳しい視点でチェックをしていきます。
驚くべきことに、ルドゥテやエイレットの作品にも、かなり基本的なパースペクティブの誤りが見つけられました。じつは私が作品調査で閲覧してきた18世紀の作品や、現代のサイエンティフィックイラストレーションにも、辻褄の合わない部分が比較的多く見られます。
(その点、サイモン・テイラーはパースペクティブに関して正確であると感じています。)
下の画像は葉を正確に描写するための前回の課題です。今回は花の描写が課題にされています。
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